イヤホンを修理した話

こんにちは!M2のYukimuraです。

イヤホン、壊れますよね。今回私は、愛用していたBluetoothイヤホンが故障しました。多分私が前日に落としたのが悪いです。

普通は買い直すもしくは修理に出すところなのですが、あいにくだいぶ金欠で、かつ保証書もなくしてしまったので、今回は自分で修理することにしました。

修理と言ってもニコイチにしただけです。念のため。

※本記事の修理方法は、メーカー保証の対象外になる可能性があります(というか十中八九なります)。また、本記事の修理方法を真似して被ったいかなる損害についても筆者は責任を取りませんので、その点ご了承ください。

理解

分解する前に、故障の症状を分析します。

今回故障したイヤホンは、audio-technica製Bluetoothイヤホン ATH-CKS550XBT、公式の価格は6820円です。

順調に2年くらい使っていたのですが、落としたのをきっかけにして左の音だけ小さくなり、音を大きくするとブチブチと音がするようになってしまいました。小さいながらも音が聞こえているので、この時点で断線ではないことがわかります。
放電や他端末接続も試しましたが同様の症状が出ることを確認しました。

ついでに他のイヤホンも使って、自分の耳の調子が悪くなったわけではないことも確認します。

おそらく振動板が破損してドライバ(ハウジングの中にある、電気信号を音に変換する部分)が壊れてしまったんだろうと予想し、修理方法を考えます。

ドライバの故障であれば、ドライバを覆っているハウジングごと交換してしまえば問題ありません。しかし、CKS550XBTはドライバやハウジングを分解して外せる設計にはなっていません。(少なくとも不器用な筆者には分解できませんでした)

そこで、類似品のATH-CKS550Xからパーツを拝借してニコイチをすることにしました。

幸い(?)筆者はATH-CKS550Xのファンであり、断線してしまったATH-CKS550Xが家に大量に転がっているのでちょうどよいです。故障した4500円のイヤホンで、7000円のイヤホンが直せるなら安いもんです。

左耳部分とケーブルだけCKS550Xから切り取って、CKS550XBTの壊れた左耳部分と交換することにします。

分解

修理方針が決まったので、早速2本のイヤホンを分解(解体)していきます。

故障したワイヤレスイヤホン(上)とパーツ取りに使われる有線イヤホン(下)

分解といっても、故障した部分をちょん切って、正常なパーツをパーツ取りイヤホンからちょん切って来るだけです。普通に工作用の鋏で切りました。

ちょん切ったら周りのゴムの被覆を剥いて、中の電線を露出させます。

部品取りとしてやってきたハウジング(左)と故障部分を切り取られたワイヤレスイヤホン(右)

これで分解完了です。続いて再構築フェーズに移ります。

再構築

パーツが揃ったらくっつけるだけです。

接触部を紙ヤスリでやすって、収縮チューブを事前に通して、はんだ付けします。はんだごては研究室にあったものを使いました。

はんだ付けされるコード

はんだ付けが下手なのは大目に見てください。

はんだ付けするとき、線が2本あるので、色を間違えないようにしましょう。
今回のケースでは、銅色の線と緑色の線がありました。おそらく銅色のほうがGNDでしょう。逆につけても問題ないという人もいますが、音質が悪くなるという話もあり、とにかく同じ色を繋いでおくのが無難と言えます。

あとは、きちんと聞こえるかを確認して、収縮チューブでそれっぽく仕上げます。

収縮チューブでそれっぽくされたイヤホン

ちょっとボコボコしてる気もしますが、まあ許容範囲でしょう。

動作確認が済めば、これで修理完了です。

おわりに

いかがだったでしょうか?

少なくとも筆者の耳には遜色なく音が聞こえているので、直せてラッキー♪と思っています。
前にHDDをスピーカーにしたときの知識が役に立ってよかったです。

この調子で有線イヤホンもニコイチできそうなので、どうにか修理を頑張ってみます。というかイヤホンをもう少し丁寧に扱います。

イヤホンを修理した話” に対して1件のコメントがあります。

  1. 通りすがり より:

    はじめまして、通りすがりのものです。
    BT機器に手を入れることは電波法に抵触しますので、ご注意頂けますと幸いです。

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