デジタル・フォレンジック・コミュニティ2023参加記

こんにちは。B4の榎です。
12/4・5に開催されたデジタル・フォレンジック・コミュニティ2023 in Tokyoに参加してきたので、概要や現地の様子を簡単にお届けします。

デジタル・フォレンジック・コミュニティとは

デジタル・フォレンジック・コミュニティについては、主催であるデジタル・フォレンジック研究会のホームページにて、以下のように説明されています。

デジタル・フォレンジック・コミュニティとは、デジタル・フォレンジックの知識や技術の啓発・普及を目的として、当研究会第1期から、毎年開催しているイベントです。会員以外の方からも数多くご参加頂き、第11回コミュニティからは規模を拡大して開催しております。

NPO法人デジタル・フォレンジック研究会ホームページより

今回のデジタル・フォレンジック・コミュニティは、記念すべき20回目の開催で、産官学の各分野から様々なバックグラウンドを持つ方々が参加しているように見受けられました。講師の方々については、ホームページにて公開されているプログラムから確認できます。(プログラムはこちら)

コミュニティの内容

コミュニティ概要

今回のコミュニティは、「AIとデジタル・フォレンジック」というテーマのもと開催されました。
デジタル・フォレンジックや捜査、脅威分析、医療などの分野における先端的なAIの利活用やAIを活用するにあたって生じる問題やその解決策に関して講演や議論が行われました。特に急速な普及をみせる生成系AIが多く話題として取り上げられていました。

1日目(12/4)

1日目は、上原先生(会長)の開会挨拶から始まり、「デジタル社会におけるサイバー空間の脅威への対応」・「AIとデジタル・フォレンジック」・「アバターと未来社会」の3講演に加えて、「生成AIなどの先端技術を活用したサイバー脅威分析」をテーマとして研究会が開かれました。ここでは主にAIを活用していくにあたって技術的な側面からみた現状と今後の展望について講演・議論されていました。
研究会の後には、講師の方々やコミュニティ参加者による交流会が開かれました。参加者には、工学分野出身の方だけでなく、法学分野出身の方も多く、そのような方々からも意見を聞けて良い経験になりました。

2日目(12/5)

2日目は、若手研究者表彰式から始まりサイバーセキュリティ研究室M2の木村さんが優秀賞を受賞しました。おめでとうございます。
続いて「医療における生成AIの可能性と法的問題を考える」・「SNS捜査とAI」の2講演と「AI利活用の実態と悪用対策・利用適正化」をテーマとして研究会が開かれました。ここでは主に各分野にAIを導入するにあたって発生する法的・倫理的課題や生成系AIよるフェイク情報生成問題やその対策について講演・議論されていました。

おまけ

1日目の交流会の後、サイバーセキュリティ研究室のOB・OG会(上原研コミュニティ2023)を開いて頂きました。久しぶりに会う先輩や初めて会う先輩とお話ができて楽しい時間を過ごせました。
来年も開催して頂くことを楽しみにしています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です