CSS2022(コンピュータセキュリティシンポジウム2022)参加記録

こんにちは、Yukimuraです。この度研究室より論文を携えてCSS2022(コンピュータセキュリティシンポジウム2022)に参加させていただいたので、参加記録を書きます。大学に入ってからは初めての学会だったのでドキドキでした。

CSS2022 実施概要

開催期間

2022年10月24日(月) ~ 2022年10月27日(木)

全日参加しました。

会場

熊本城ホールとオンライン(ZOOM)のハイブリッド開催

熊本城ホールで参加しました。

主催

一般社団法人 情報処理学会 コンピュータセキュリティ研究会(CSEC)

申込締切

2022年08月12日(金) 日本時間

原稿締切

2022年08月23日(火) 17:00 日本時間

締切が夏休み中ということで、夏休み前半はずっと論文を書いていました(もっと早くから書けやという話もあり)。共著者である猪俣先生と上原先生には多大なるご指導を賜りました。この場を借りてお礼申し上げます。

参加記録

0日目

当日入りでは間に合わないので、前日入りしました。伊丹から熊本空港まで飛行機で行ったのですが、実は私、国内線飛行機に乗ったことがなく(国際線はマレーシアとシンガポールをそれぞれ往復したことがあります)、初☆国内線乗機となりました。

乗った飛行機

乗便はJAL2385便、使用機材はエンブラエル170(JA216J)でした。
今まではボーイング777の国際線しか乗ったことなかったのですごく小さく感じました。椅子も昔のバスみたいな感じ。正直すごく怖かったです。そもそも私は大の飛行機嫌いで、国内線の乗らず嫌いは良くないかなと思って乗りましたがやっぱり怖いものは怖いです。もう当分飛行機は乗りたくありません。

フライト中に見えたD○SH島

一つ幸いだったことは、今まで乗ったどの飛行機よりもフライト時間が短かったことです。怖いなぁ、怖いなぁと思ってるうちに着いてました。

熊本についてからは、時間に余裕があったので観光をしました。

昼間からビールが飲めるけしからんイベントをやっていたのでちょっと覗いて、

昼間から飲む麦酒

定番の熊本城に行きました。
どうせ期間中に2回以上行くかなと思った(実際昼休みとかにちょいちょい行った)ので、熊本城の年パスを作りました。2回入場すると元が取れるので、複数回行く用事がある方は年パスにするといいでしょう。

熊本城
熊本城年パス

夜は、東京電機大学の佐々木良一先生と上原先生と、上原先生のお友達おすすめの「郷土料理 青柳」でご一緒させていただきました。

馬刺し。最高。

懐石・馬刺しめちゃくちゃ美味かったです。最高。

1日目

熊本をエンジョイしたところで学会本番です。

名札

名札をもらって入場します。
僕は2日目の発表だったので、初日はROM(厳密にはL(listen)OM)専です。

様々な発表を見ました。全部面白かったです(小並感)
その中でも、初日は1A2-II-3「タグ・オブ・ザ・デッド: 死んだSaaSのタグがゾンビになるとき」が非常に興味を惹かれました。当該論文はCSS2022最優秀論文賞受賞論文です。
そもそも論文のタイトルとして斬新だなと思って発表を聞いていたのですが、目から鱗で今後の対策・研究が期待されるなと。私としては、ドメインの永代供養サービスを作ったら面白いと思いました。

夜は、弊研D生の田中さんとお仲間と、上原先生とご一緒させていただき、「肥後路」でごちそうしていただきました。

馬刺し

馬刺しが美味いのはもう当然なのですが、スイゼンジノリが面白かったです。
基調講演で聞いた高橋酒造さんの米焼酎もいただきホクホクでした。

〆に「桂花」の本店に行きました。私は知らないラーメン屋だったのですがどうも有名だったらしく、美味しかったです(流石にお腹いっぱいになりました(著者はそこそこの大食漢です))。

翌日は発表なのにしっかり食べてしっかり呑んで、しっっっっっかり酔っ払ってホテルに戻りました…資料を回らない頭で修正して…緊張しながら寝ました。

2日目

とうとう発表当日となりました。

二枠目の一人目ということで、めちゃくちゃ緊張しました。時間も少しオーバーしました。
質問が来なかったらどうしようと心配していたのですが、質問も質問時間中と発表後とに頂き、非常に充実した研究発表になりました。

楽しそうな共著者の先生方と緊張でガチガチになっている発表者(私)

読み原稿を用意していったのですが、途中で何回か喋ることが飛んで原稿の棒読みになったので、持っていって正解だったなと思いました。

お昼はお疲れ様ということで、猪俣先生からラーメンをごちそうになりました。疲れた体に染み渡る贅沢な餃子セットです。トッピングも盛り盛りで最高です。

大緊張の発表を終えて、再びROMに戻ります。

2日目で面白かったのは2B-IV-1「キーストローク認証を応用したデジタルフォレンジックの高度化」という研究でした。私の研究発表題目が「深層学習を用いたキーボード入力とマウス操作情報による個人識別」であり、キーストローク認証技術を用いている研究なので、非常に勉強になりました。質問にも答えて頂き、改めて動的生体識別の精度向上の難しさを感じたところです。

2日目の夜は一人お疲れ様会を開催しました。
とりあえず馬刺し食っときゃ間違いないだろということで、馬刺しを食べた後、〆に黒亭のラーメンを食べました。美味しかったです。

生卵が良いらしい

3・4日目

再びROMに戻ります。

この二日間で一番興味を惹かれた研究は、3A1-III-3「マルウェア作成者のコーディング癖の収集例:メモリのゼロクリアの観点から」です。
コーディング癖によるマルウェア作成者の分析ってまるで創作の中のことだと思っていたのですが、なるほど、と思わされる手法での分析で今後の研究を楽しみに聞いていました。

この発表を聞いて真っ先に思い浮かんだのが「王様達のヴァイキング」(さだやす 先生)の「Corader」です。

“corader”が開発された8巻

漫画の世界を超える時代が来ているのかもな、というワクワクがすごかったです。

最終日は昼ごはんで「あか牛丼」を食べました。贅沢なお味です。

帰りは新幹線に乗りました。もう飛行機は懲り懲りです。

博多でとんこつラーメンを食べて帰ってきました。このために新幹線に乗ったフシもあります。
博多でまったりしすぎたせいで京都についたのは終電の新幹線でした。

名古屋行き最終のぞみ78号

本当はせっかく山陽新幹線に乗るので、山陽新幹線特有のN700Aではない列車に乗りたかったのですが、背に腹は変えられません。

おわりに

CSS2022、楽しかったです。発表はすごく緊張しましたけど、質問してくださった方、聞いてくださった方、本当にありがとうございました。卒研の供養になりました。
対面の学会はいいぞ〜という話は先生方からよく聞いていたのですが、対面で質問できたり、美味しいものを食べられたりと良い事ずくめでした。

また喋れるネタができたら論文にまとめて美味しいものを食べに発表をしに学会に行きたいです。

(文責:2022年度M1 木村悠生)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です