メーカーが組んで販売してるデスクトップPCにSSDを増設した話

こんにちは,M2になりましたkidaです.前回の私のブログはこちら

今回,自宅のデスクトップPCにSSDを増設しました.せっかくなので備忘録ついでにブログにするかと思い,とりあえず書いてみました.

なぜSSDを増設するのか

3年か4年ほど使用してる私の自宅私用デスクトップPCが,モンスターハンターワイルズをインストールしてからCドライブ容量のやりくりが苦しく,SSD増設を決断しました.Steamのゲームをカセット(死後)を入れ替えるがごとく,アンインストールしてはインストールしていました.すっかり忘れていた(1TBだと思い込んでいた)のですが,Cドライブが512GBしかなく非常につらい思いをしていました.

メーカーが組んだデスクトップPC

実はSSDをただ増設するだけなら簡単で,自作PCをやってる方からすれば「SSDの増設くらいでブログにしなくても...」とお考えだと思います.おっしゃる通り,自作PC(もしくはBTOも?)のSSD増設であれば(スロットさえ空いていれば)とても簡単にできます.

しかし,メーカーが最初から組んで販売しているデスクトップPCは,追加のメモリやストレージの容量,グラフィックボードの変更などをオプションにして稼いでいるパッケージングしているので,自由に中のパーツを入れ替えたり,増設できないようにしている場合があります(最近のいわゆるゲーミングPCは特にそうです).実際,今回SSDを増設したPCにメモリを増設した時も,変な鉄板が絶妙な位置に設置されており,付けるのに苦労しました.

そんな経験もあり,Cドライブが非常に厳しい状況なものの,SSDの増設はとても腰が重かったのです.ネットでもほとんど情報が落ちておらず,いざPCをバラしたとしてもよくわからん溶接などでスロットがつぶされてる,ということが普通にあり得ます.

ということで少しでも情報になるかなと思い,ブログに書くことにしました.
今回増設する私のPCは,ASUSのG15DKという型番のものです.

ここで注意してほしいのは,メーカーが組んだデスクトップPCはPCケースのカバーを開けただけで保証対象外になることが多く,実際に行う場合は自己責任で行って下さい.もちろん何かを増設してPCが起動しなくなっても保証はありません(まあ自作PCだと初めからトータルでの保証はありませんが).PCを自作してない人が今回のような増設作業を行うのは少しハードルが高いかもしれません.

いざ増設

私が自作PCを頑張っていた時代は,ストレージはすべてSATAだったので,今回のM.2 SSDの取り付けは少し緊張しながら作業しています.

SATAの2.5インチはこんなの

今回増設するM.2のSSDは前日にAmazonでテキトーにポチッたCrucialの1TBのやつです.

さっそくPCケースを開けていきます.

グラボからは電源を外した状態

CPUクーラーとグラフィックボードの間にある黒い鉄板が,メモリ増設の際に私を苦しめたやつです.

M.2のスロットが2つあるか確認していくわけですが(本当はポチる前に確認しないといけない),上から見た感じCPUクーラーとグラフィックボードの間から見える,既に512GBのSSDが刺さってるスロットしか確認できません.少し汗が出てきました...

よく見るとグラフィックボードの下にM.2スロットらしきものが見えます!希望が出てきました.しかし,何かがすでに刺さってるように見えます.それがSSDで2つのスロットがどちらもCドライブでOS上で結合して見えていただけ,みたいな場合だとめんどくさい作業をWindows上で行ってからでないとOSが吹っ飛びます.

嫌な予感がしながらも確認するためにグラフィックボードを外していきます.

幸いグラフィックボードは溶接されていたり,特殊なねじが使われいることはなく,1番のドライバーがあれば無事取り外すことができました.スロット部分のプラスチックの爪を上げるのを忘れずに取り外してください.

RTX3070,それなりに立派です.私が昔組んだPCの時はGTX750Tiだったので,とても大きく感じます.

外したので,マザーボードの様子を確認していくと...

無事M.2スロットがありました!...が,やはりすでに何かが刺さっています.
Wi-Fiのネットワークカードのようです.幸い私は有線LANで接続しているので外しても問題なさそうです(実はこれBluetoothのカードも兼ねており,この後少し困ることになります).

ネットワークカードに接続されているコネクタをすべて取り外して,M.2スロットからも取り外していきます.

無事取り外すことができました.PCケースから接続されていたアンテナへ接続していそうなコードはPCケースの外に逃がしておきます.

あとは買っておいたSSDをぶっ挿すだけです.
M.2なので斜めに挿してから,倒してねじで固定していきます.ねじの位置も変更せずにそのままいけそうです.

無事,増設することができました.あとは外したときと同じ手順でグラフィックボードを戻していきます.

うん,きっと元通り!
さっそく起動していきます.OSが立ち上がらない,なんてこともなくちゃんと立ち上がりました.しかし,このままではエクスプローラーを開いてもSSDは認識されていません.ディスクのフォーマットを行う必要があります.別に難しいことではなく,下のWindowsのマークを右クリックして,ディスクの管理を開きます.あとはそこでの指示に従って,ポチポチすればいいです.もとのCドライブのフォーマットがGPTだったので,それに合わせてGPTにしておきます.ファイルシステムも聞かれるのでNTFSに....ん?どこかできいたことがありますね...,そう,私の同期の辻さんの研究でよく聞く単語です.論文はこちら

無事,エクスプローラーでも認識させることができました.PCケースを開けたときはどうなることかと思いましたが,意外となんとかなるものです.

(この後,ゲームを早速やろうとしたときに,Bluetoothで接続していたコントローラが繋がらなかったのはまた別のお話)

換装した感想

完走した感想ですが,やはりネットに情報が落ちていないのがネックだなと思いました.公式はもちろん増設をOKしていないので,公式スペックやマニュアルみたいなのを確認しても,ぼかされていてわかりません.えいや!とやってしまえる方なら問題ありませんが,石橋を叩いて渡りたい方にとっては,ややハードルが高いかなと思います.

おわりに

終わってみると大したことない作業ですが,この記事がやりたいけど悩んでいる方への助けになればいいなと思います.

また.このようにデスクトップPCだと中のパーツを自由に入れかえることができ,とても便利で楽しいです.安く組んだデスクトップPCからでもパーツの入れ替えでアップデートしていけるのは魅力だと思うので,みなさんも自作PC生活(今回増設したPCは自作ではありませんが)を始めてみてはどうでしょうか.

ではまたどこかでお会いしましょう.

眩いPC