NDSS Symposium 2025 参加記 0~1日目編
M2の石川です。今回はNDSS Symposium 2025に参加してきました。その参加記を複数のブログに分けて公開します。
(画像に関してですが、全体的に画質を落としています。)
NDSS Symposiumとは
コンピュータセキュリティ分野のトップカンファレンスで、今回の会場はアメリカのサンディエゴです。今回私はそのカンファレンス併催のワークショップ MAD Webの査読が通ったので、こちらを目的に参加してきました。今回の私の論文はいくつか不明瞭なままの点があったのですが、MAD Webは Work in Progress Paperという今後の発展を見据えて採択する制度があり、私はこの枠で通りました。
workshop: https://madweb.work
paper info: https://ndss-symposium.org/ndss-paper/auto-draft-613/
paper: https://madweb.work/papers/2025/madweb25-ishikawa.pdf

ちなみに参加費は1300ドル(約20万円)です。超高額!研究室に感謝です!
0日目
今回は日程と旅費の都合上、東京→ホノルル→サンディエゴのルートで行きます。まずは羽田の第三ターミナルへ向かいました。

最後の日本食だと思って、ここでラーメンを食べます。煮干し出汁が効いていて美味しかったです。後ほどわかったことなのですが、アメリカの出汁というものは存在しませんでした。

飛行機(ハワイアン空港)に乗るとご飯が出ました。

飲み物も出ました。これら全部無料でした(無料とは言わないかも)。

ちなみに飛行機の中はStarLinkが飛んでいて、かなり通信環境が良かったです。下り70MBくらいでした(ホテルより高速でした)
6時間くらい飛行機に乗ると、ホノルル空港につきました。入国審査は3分で終わりました。全く並ばず担当の方の前に行くと、こんな感じで終わりました。
👮「どこからきたの?」
私「日本です」
👮「ここにきた目的は?」
私「仕事です」
👮「どれくらいの期間滞在するの?」
私「5,6日です」
👮「OK一週間......どこに行くの?」
私「サンディエゴです」
👮「いいね!楽しんで!」


そういえばアメリカでちゃんとクレカ使えるかな? & 英語で注文練習するかと思って、空港のスタバでMidNight?のような飲み物を買いました。かなり甘くて気持ち悪くなりました。これ1300円するのにミックスベリージュースにルートビアを少し混ぜた様な微妙な味でした。

口の中が甘かったので、お水を買おうと近くのコンビニに行きました。水が600円でした。高額!(飛行機に乗るときにペットボトルは回収される / この600円の水も数時間後に半分飲んだ状態で回収された)ちなみにおーいお茶も600円で売っていました。

ホノルルでもう一度飛行機に4時間くらい乗り、アメリカ本土へ上陸です!ちなみに一睡もできませんでした。


降りたらUberでタクシーに乗ります。Uberの登録キャンペーン?で一般車より大きい7人乗りくらいの車(高級なやつ)の方がなぜか安かったのでそれでVIPのように一人で乗ってホテルに向かいました。
タクシーではどこからきたの?みたいな会話や、この近くでどのレストランがおすすめ?のような話をしていました。また、タクシーのお兄さんは英語があまり喋れない私に対してかなり理解があって、わかりやすい英語を使ったり、僕がわからなかったところを聞き直すとゆっくり繰り返したりしてくれました。
15分くらい乗るとホテルに到着します。ただ、このホテルのチェックインで少しトラブります。保証金みたいなのが必要みたいで、チェックアウトの時に返すから100ドルをください、支払いはクレカでおねがいしますと言われました(想定していないシチュエーションかつ難しい英語が使われていて理解できなかったので翻訳機を頼りました)。


理解した後クレカを渡すとまさかの決済が失敗......イオンカードを使っているのですが、セキュリティアラートが出たようです。こんなこともあろうかと事前にイオンカード会社に
私「明日からサンディエゴに行くから、サンディエゴで決済があってもアラート出さないで」
イオン「わかりました。もし問題があればこの番号に電話して下さい」
というやりとりがあったにも関わらず......なぜ......
しかもポケットwifiを借りていたこともあり、国際電話ができず(しても高額かも)、「すみませんが、カードのセキュリティアラートが出たかもしれません。さらに、今の時間はカード会社に電話がつながりません。」と伝えました。
すると領収書みたいなものを用意してくれて、現金で対応してくれました。
ホテルの部屋はこんな感じでした。悪くはないけど、これ一泊30000円です。ホテルに洗濯機と歯ブラシがないのはちょっと残念でした。あとシャワーは硬水だからかシャンプーが泡立たず、かつシャワーヘッドが固定されているので少し洗いにくかったです。




この時点で深夜の9時ごろ、お腹めっちゃすいてます。アメリカの夜は治安が悪く危ないと聞いた&一人でレストランに入る勇気がなかったので近くのスーパーを検索すると、徒歩数分のところに見たことあるコンビニが!

のちにわかったことですが、この周辺ではコンビニの方が治安が悪いです(ホームレスが溜まるのがコンビニ付近)。
ここでハムチーズサンドとリンゴジュースを買います。このハムチーズサンドが非常に不味く、半分残します......


1日目
朝7時に起きて枕の下にベッドメイキングのチップ1ドルを入れた後、会場へ徒歩で向かいました
会場へは10分くらいで着きました。

会場(ホテル)に着きました



会場に入るとまず名札を受け取り、その後早速ビュッフェ形式の朝食をいただきました。ここまでのアメリカでのご飯は全部あまり美味しくなくて、今回も見た目は美味しそうだけど味は変なのかと思ったら普通に美味しかったです。



朝食後一番早く始まるワークショップであるWOSOCの会場へ行きました。これはワークショップの内容を聞くのと同時に、実際に僕が発表する会場と同一の会場だったため、下見を兼ねての聴講でした。なんと600席ある広い会場でした。下見では、当日の発表の方法(レーザーポインターはあるか、使えるか、発表者ツールは?など)も確認していました。

ほとんど聞き取れない3時間のセッションが終わり、昼食です。これが非常に美味しくなかったです。チキンラップはまあまあ(中に入っていた、オリーブの果肉が私は好きではないが)でしたが、サラダは酸っぱくて微妙、りんごは味があまりしなくて、かつ「しなぁ」って感じでした。 クッキーは激甘でした。ポテチは美味しかったです。画像からはわかりにくいかもしれませんが、日本のちょうど倍くらいの量でした。
また、この時サウジアラビア出身で現在カルフォルニアの大学に通っている方と隣の席になり、英語で楽しく会話できました。


お昼を食べたあと、午後ですが、今回は観光する時間があまりなかったので、この日に少し周りを歩きました。
空母、綺麗な道、ダルビッシュがいる球場.....以上.....



帰ってからセッションを少し見た後、夜は近くにあったハンバーガー屋に行きました。発表練習のためホテルで食べたかったのと、チップなどのアメリカの文化に詳しくなかったため、持ち帰りにしました。
確かこれだけで2000円以上取られたような気がします。でも味はまあまあ美味しいくらいでした(チキンクリスプにマヨネーズ足したような味)。
あと僕は持っているコインのどれが何セントかわからなかったため定員さんに「これを持っているんだけどどう支払えばいい?」って聞いたら「ちょうど全部でピッタリだよ」と言われたんですが、あれ多分嘘ですよね。まあコインは1ドル未満だし、チップだと思ってええかと思って全部渡しました。

0~1日目までは以上です!2日目以降に続きます。