上原研の研究環境(気象)

こんにちは、M1のYukimuraです。
卒論修論の怒涛の時期が終わり、やっと研究室に落ち着きが戻りつつあります。
(反動で、いろいろなものが研究室内で行方不明になっており、大変です)

さて今回は、上原研の研究環境(気象)をまとめました。
気象といっても、室内の温度とか湿度の話です。室内環境のことを気象と呼ぶかはわかりませんが、うちの研究室は宇宙空間より下、地面より上にあるので、多分気象だと思います。研究室内で雨が降ったり風が吹いたり台風が来たり、というわけではありません。

常に煌々と明かりがついている(?)上原研ですが、快適な環境で研究をしているんだぞということを主張していきたいと思います。

前提

上原研では、ラズパイと各種センサを用いて室内のCO2濃度・気温・湿度・気圧を記録しています。(詳細はRaspberryPi + MH-Z19C + BMP280 + GASで研究室の環境を可視化した話(前編)をご覧ください。)

後編で紹介したWebUIは停止して久しいのですが、ラズパイ本体の方は(途中2ヶ月ほど欠損があるものの)健気に動いています。
今回はこれらの値のうち、気温と湿度についてご紹介します。

気温

まずは気温から紹介していきます。
気温については、比較のために大津の気温と比較しています。大津の気温は、気象庁:過去の気象データ・ダウンロードより入手しました。

見て分かる通り、上原研の室温は概ね20℃から30℃で安定しており、非常に快適です!!!!
なんなら冬場のほうが暑いくらいで、30℃を超えているのは12月以降が多いようです。暖房の効きすぎです。

湿度

湿度です。こちらは気象庁のデータを引っ張ってこれなかったので、上原研のデータだけです。

これは季節による差異をしっかり受けているようです。
夏は除湿機・冬は加湿器が全力で動作しているのですが、如何ともし難いようですね。

一般に、湿度は40%から60%が適切、と言われていますので、もう少しどうにかしたほうが良さそうです。

不快指数

気温と湿度がわかれば、必然的に不快指数を求めたくなります(なりますよね?)

不快指数は、
不快指数=0.81×気温+0.01×相対湿度×(0.99×気温-14.3)+46.3
で求まる、空間が快適であるかの指数です。
指数によって、以下の感じ方であると言えます。

〜50寒くてたまらない
50〜55寒い
55〜60肌寒い
60〜65何も感じない
65〜70快適
70〜75不快感を持つ人が出始める
75〜80半数以上が不快に感じる
80〜85全員が不快に感じる
85〜暑くてたまらない
出典=Wikipedia:不快指数

上原研の不快指数は以下です。

...意外と不快です。

おそらく、夏場の湿度が高すぎることが原因かと思いますが、秋も終わり冬になるまで「不快感を持つ人が出始める」程度の不快指数(暑さ方向)であるようです。逆に冬場は、少なくとも寒くは無いようで、寒がりには良い環境であると言えます。

終わりに

せっかく集めてるデータなのでまとめてみましたが、こう見ると冬は少し暑すぎ、夏は湿度が高すぎることがわかりました。
快適な環境であることを主張したかったのですが...残念です...

これからは、せっかく計測しているので、これに基づいて研究室内環境の最適化を図っていきたいです。

というか、情報系なんだからそれも自動化すればよいのでは...?

続く(かも)


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です